三ノ宮→松山
こんばんは。
自宅を出て10分歩いたところ、爪を切るのを忘れていたことに気がつきました。
爪切るだけのために家に戻るのは悔しい。
また、家の爪切りも切りづらくなっていたから買い替える良いタイミングか。
そう思いコンビニで新しい爪切りを買おうと決断いたしました。
おそらく駅のホームは爪切りの場所として相応しいとは言えないでしょう。
しかし私はやむを得ず駅のホームを爪切りの場所に選んだ。
こんな長い爪で我等の四国に足を踏み入れることは許されない。
私は爪切りと歯磨きについては厳しい人間だと自覚しています。
ホームで寒さに震えつつ爪を切っていると、清掃員のおじさんがゴミ袋の交換にいらっしゃった。
なぜ今来るんだよ。
おじさんは私の様子を気にすることもなく職務に取りかかる。
私がいざ爪を切り終えてその過剰部分を捨てようとしたとき、ちょうどおじさんがその他のゴミの袋をとりかえている最中であった。
私は爪切りを手に立ち尽くした。
その様子を見ておじさんは、
「夜に爪切ったらあかんのちゃうの?」
と一言。
「縁起悪いとか言いますよね、
でも今しかできんのですよ」
と返した。
寒い中、いつもいつもご苦労さまです。
お身体にお気をつけて。
私は全国屈指の観光都市、松山へ向かいます。